返済方法

住宅ローンの借り方・返し方で、最も柔軟性を感じたのが、長期で借りて、短く返済するというものです。
確かに、初めから短い期間で返済契約をすると返済額は最小になります。
しかし、月の返済額は大きなものになります。
順調に支払いできれば良いのですが、もし、滞ってしまうと・・・・・・・・
その点、月の返済額を抑えた契約をしていれば基本的には楽な気持で毎日が過ごせます。
しかも、繰り上げ返済をして利息をできるだけ減らす事ができれば、総返済額もかなり落とすことができます
意外と、強制されて支払い原資を作る毎日よりも、「もっと減らしたい」という願望がある毎日の方が張り合いが出るかもしれません。
家計の性質というのは、そのまんま、生活の姿勢が関わってくると思います。


返済実例

たぶんけっこうな人数がいるんじゃないかと思う、
借金のお話。

借金の返済がうまくできない人ってのに、
仕事でよく出会います。

ちなみに、私の仕事は督促業務。
督促って言っても、取立てって感じではなくて、
お客様の現状なんかをお聞きして、
返済計画の建て直しとかをご相談する窓口のような役割。

で、借金を返済できない人ってのが、
思った以上にたくさんいらっしゃる。

借りた時にはもちろん返済方法を考えていたのだろうけれど、
何年も同じ生活なんてできるわけじゃないし、
多重債務に陥っちゃってるような人は
返済方法どころか生活方法を必死で模索してる感じ。

借金の返済方法で困っている方は、
月々の支払いのうち、
いったいどれくらいが利息ではなく
元本の返済に充てられているか知っていますか?

実に多いのだけれど、
ほとんど利息しか払っていなくて、
元金は月に千円くらいしか減らないとか、
下手をすると利息にも満たない額しか払っていないとか。

多重債務で首の回らない人は、
返済方法のひとつとして「まとめローン」なんてものもありますが、
これって月々の負担は減りますが、
その分長く払うわけで、
利息はけっこうな額になります。

ただまあ、金利の低いところで借り換えができるのならば、
そこはかなりお得。
借り換えをしようと思うのならば、
毎月しっかり約定金額を約定日に返済しましょう。
それが信用につながります。

あと、転居や転職はすごくマイナスになるので、
借り換えを考えている人は要注意です。

ちなみに、借金の返済方法として、
別のところ(個人的なものも含む)から借りて
返済に充てるってのは、法律違反です。
同様に、年金からの返済も禁止。

もうそうなっちゃったら
弁護士さんや司法書士さんに相談すべきだと思いますねぇ。
仕事上、お客様にはそんなこと言えないですけど。